県内で行方不明になった高齢者を次々に発見して、２０２５年２度表彰された警察犬、ウォルト・フォム・ネーベル・ドルフ号が２２日、息を引き取りました。
２カ月連続で表彰されたウォルト号
ウォルト号は２０２５年３月に警察犬としてデビューして、７月の初出動では、鹿児島県指宿市で行方不明になった８０代の男性を山林で発見しました。
いきなりのお手柄で、指宿警察署から表彰され、大好物のサツマイモを贈られます。
さらに８月にも行方不明となった９０代の女性の捜索に加わり、警察官６０人が３日間かけて捜索する中、わずか１時間２０分で女性を無事発見し、２カ月連続で表彰されていました。
立て続けにお手柄を挙げたウォルト号は、空気中に漂う人の匂いを探し出す能力に特に優れていたということです。
先週、体調を崩し、療養していましたが２２日午前９時半ごろ、入院していた鹿児島県姶良市内の動物病院で息を引き取りました。
１歳４カ月でした。
死因は感染症ということです。
警察犬を管理する県警鑑識課の坂元健一理事官は「県民の安全安心に大きく寄与してくれた。これからの活躍を期待していただけに残念でならない。ありがとう。お疲れ様」とコメントしています。
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