名古屋市の広沢市長は、京都市で殺処分が予定されている野生のシカを、名古屋城で受け入れることを検討すると明らかにしました。
名古屋城の内堀では、1991年に和歌山県の動物園から譲り受けたシカの子孫で、メスの親子2頭を放し飼いにしていますが、親シカは高齢で絶滅も懸念されています。
こうした中、名古屋市の広沢市長は、京都市で殺処分が予定されている野生のシカについて、名古屋城で受け入れることを検討する意向を示しました。
京都市の宝が池公園周辺では、急増した野生のシカによる交通事故などが相次ぎ、野生シカの殺処分が進められています。
22日の市議会本会議で浅井正仁市議の質問に答えた広沢市長は、「12月をめどに、できるだけ早く迎え入れられるよう努力する」としています。