続いてはボクシングの話題です。開新高校出身でプロボクシングの前世界チャンピオン、重岡兄弟の兄・優大さんが21日行われたイベントに登場。硬膜下血腫で開頭手術を受けてリハビリ中の弟・銀次朗さんについて思いを語りました。
【前WBC世界ミニマム級 チャンピオン 重岡優大さん】
「弟(銀次朗)はいま回復傾向にありますし、口からも食事できるようになって」
「僕も弟が皆さんに会うことができる場所をこれから作っていきますし、それが今の
僕の夢なので」
【イオンモール宇城】
21日宇城市で行われたボクシングのイベント。大人から子供まで多くのファンやアマチュアボクサーが詰めかけました。
冒頭、リング上には8月に引退した前WBC世界ミニマム級チャンピオン重岡優大さんの姿が。優大さんは、硬膜下血腫の開頭手術から現在リハビリ中の弟、前IBF世界ミニマム級チャンピオンの銀次朗さんをサポートするため引退を決意しました。
〈第二の人生を共に歩もう〉という兄弟愛に対して今回、メジャー団体のIBF
国際ボクシング連盟から「名誉王者」の称号と共に特別ベルトが贈られました。
【前WBC世界ミニマム級 チャンピオン 重岡優大さん】
「弟、銀次朗のことを忘れないでいてあげてほしい」
「これからも重岡兄弟を見ていただけたら、僕たち頑張れるので。そしたら
この話題も明るくなると思うので。どうぞこれからもよろしくお願いします」
「弟にこのベルトをあした見せに行くので。ありがとうございます」
会場では『カンムリワシ』のニックネームでおなじみの具志堅用高さんが入院中の
銀次朗さんのためにとチャリティーサイン会を開催。世界王座13回の防衛記録を持つ元チャンピオンは笑顔で色紙にペンを走らせました。
また、主催者で元WBO世界ミニマム級チャンピオンの福原辰弥さんが2分2ラウンドのエキシビションマッチを披露。子どもたちのマスボクシングやスパーリング大会もあり、会場は大いに盛り上がりました。
今回、銀次朗さんあてに集まった募金は全額、治療やリハビリの費用に充てられると
いうことです。