宮崎県日向市では、朝早くから子どもたちが住民を起こして回るユニークな伝統行事、「おきよ祭り」がありました。
日向市美々津町の「おきよ祭り」は、国を治めようと船出を計画していた神武天皇が、予定より早く出港することになり、地域の人たちが慌てて寝ていた人を起こして回ったという言い伝えにちなんだ伝統行事です。
毎年旧暦の8月1日に行われ、22日は美々津小学校の児童25人が参加、午前5時ごろから立縫地区を回りました。
子どもたちは、住宅の玄関などを飾り付けた竹で叩きながら「おきよ」と呼びかけました
「おきよ」「おきよ」
(男児)
「大きな声で『おきよ』『おきよ』と言って楽しかったです」
(女児)
「昔からこういう伝説があるのがすごいと思いました。長く残ったらいいと思います」
そして夜が明けると子供たちは、神武天皇に献上されたという「つきいれ団子」を味わい、地域の伝統文化を体感していました。