強盗の容疑で22日、逮捕された60代の男。
防犯カメラが捉えたのは、刃物を手に女性店長に詰め寄る犯行の瞬間でした。
20日夕方、埼玉・羽生市の買い取り専門店にマスク姿で押し入り強盗の疑いで逮捕されたのは、60歳の奥沢博樹容疑者です。
その犯行手口は、客のふりをして相手の警戒心を解くことでした。
奥沢容疑者:
どのくらいで査定できます?
客に成り済まして店を訪れ、一度外に出ると、30分後に再び来店。
店長が店の奥に向かった直後のことでした。
紙袋から刃物を取り出し、「早く金出せ」と現金を要求。
現金を奪ったあとに取り出したのは、粘着テープです。
奥沢容疑者:
ここに置いて!置いて!!手は後ろ!横になれって言ったろ。
店内には激しい物音が響き渡ります。
被害に遭った店長:
「殺されたくなかったら真っすぐ立て」(と言われ)、この辺くらいまで縛られて、後足首も。全部縛った後に「そこに寝ろ」と言われて。
容疑者が店を出たあと、店長は縛り方の緩かった部分から体を抜き、すぐに通報したのです。
その後、現金5万6000円とスマートフォン1台を奪った疑いで逮捕されました。