「あの日の今日にずきゅん」TSS開局50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から30年前の1995年9月20日、放浪する天才画家、山下清を描いた人気ドラマ「裸の大将放浪記」の撮影が、広島の宮島でありました。
「裸の大将放浪記」は天才画家、山下清が全国各地を旅して、心温まる交流を繰り広げる人気ドラマです。
この日は、宮島・厳島神社の大鳥居前で、山下清に扮した主演の芦屋雁之助さんが砂浜に座って大鳥居を写生するシーンや、厳島神社の巫女に扮した大塚寧々さんの出演シーンなどの撮影が行われました。
この6年前にも福山市鞆町一帯で「裸の大将」のロケが行われていました。
主演の芦屋雁之助さんほか、鞆町を訪れた俳優らが美しい備後の自然を背景にドラマの撮影を進めました。
【山下清役・芦屋雁之助さん】
「本当のことを言って、今の子供たちは山下さん、ご本人のことを知らないわけですから、僕自身が山下さんだと思ってますし、きのうもロケーションをやっておりましたら、子供がおにぎりを作って僕のところへ「お腹がすいているだろうから食べませんか」と言ってくるぐらい、僕自身が山下清であって、自分なりに清さんを演じるために役作りをするということは全くありません」