先週末に前線が広島県内を通過したあと、大陸からの高気圧に覆われ、秋の空気へと入れ替わりました。気になる、この先の季節変化は果たして…

気象庁は22日、来月からの「3か月予報」と、今シーズンの冬に関する「寒候期予報」を発表しました。

広島県を含む中国地方(山陽)の平均気温は、10月に入っても夏の高気圧の後退が鈍く、平年を上回る可能性が高いでしょう。
ただ11月に入ると毎月のように続いていた高温傾向から一転、寒気の影響を少しずつ受けるようになり、ほぼ平年並みの予想です。その後、冬の始まりとされる12月には、平年並みか低い見込みです。あくまで現時点ですが、温暖化の影響がありながらも低温傾向が出ているため、それだけ寒気の影響が強い予想が表れています。
季節のグラデーションとなる秋は短く、11月以降は一気に季節が進み「冬らしさ」が早々に到来する予想です。

一方、10月は夏の高気圧が日本付近に残ることで、周辺の風によって暖かく湿った空気が流れ込みやすく、降水量は平年並みか多い見込みです。大気の状態が不安定になるため、降るときは一度の降水量が急増しやすいような状況が予想されています。

これから迎える冬(12月~2月)については期間の前半を中心に、寒気の影響を受けやすいでしょう。西高東低の冬型の気圧配置が強まるタイミングも見込まれ、山間部を中心に大雪となる可能性もあります。
ちなみに去年は11月19日ごろ、山間部でシーズン初めての雪が降りました。

(出典:気象庁ホームページ)

テレビ新広島
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