スマホは「1日2時間以内」を目安とする、愛知県豊明市の「スマホ条例案」が9月22日、議会で可決され、10月1日から施行されます。
小浮正典市長が提出したスマホ条例案は、すべての市民を対象に、仕事や勉強などを除いたスマホ・タブレットの使用を目安で「1日2時間まで」とする、全国初の“異例”のルールです。
罰則はありませんが、「条例にする必要はないのでは」といった意見もあり、審議を重ねてきました。
22日の市議会本会議では、賛成・反対それぞれ4人ずつによる討論が行われ、採決では議長を除く19人中12人が賛成し、市民への丁寧な説明を求める付帯決議と共に可決されました。
藤江真理子市議(反対):
「一言で申し上げるのなら『大きなお世話』に尽きます。市が個人や家庭の自由について、あれこれ条例で口出しをする街であっていいのでしょうか」
一色美智子市議(賛成):
「あくまで理念条例であり、記載された時間は強制ではなく、『こういう考え方もありますよ』と、そっと差し出すようなメッセージだと受け止めております」
発案者の小浮市長は、「あくまで2時間は目安」と繰り返し強調しました。
小浮正典市長:
「スマートフォンそのものについては否定していません。あくまで健康施策なので、睡眠時間が削られていないかどうか、まずはチェックしていただきたい」