閉幕まで残り1カ月を切っている大阪・関西万博。
そんな中、万博人気に乗じてグッズなどの販売を装う“偽サイト”が今、乱立しているようです。
閉幕まで残り21日となった大阪・関西万博。
これまでの来場者が2000万人を超え、“駆け込み万博”もあり、22日も会場は多くの人で混雑していました。
閉幕までのチケット予約枠は、ほぼ埋まる人気ぶりです。
来場者からは「10回くらい来ています。最近は新しく(予約枠を)取るのは難しい。早起きしないと」「今日はたまたま、昨日の夜に(スマホで)ポチポチと探していてやっと取れた」「なかなか(サイトに)ログインができなくて、ログインの時間も1時間待ちになって生活もままならないのでやめました」などの声が聞かれました。
こうした中、今、問題になっているのが入場券やグッズ販売などを装う偽サイトです。
ミャクミャクグッズを販売している偽サイトでは、セール価格として3万9000円が2万3400円に割引されていました。
売られていたのは、人気キャラクターとコラボしたとするミャクミャクのぬいぐるみ。
お得感を出すためか、セール価格として1万5000円ほどの値引きがされていますが、これは偽サイト。
セキュリティー会社「トレンドマイクロ」の調査で、9月18日までの2週間、公式キャラクターのミャクミャクを使った偽サイトが344件確認されたことが分かりました。
さらに別の偽サイトには、黒ミャクミャクのぬいぐるみや桜色のミャクミャクなど、会場限定の商品が多く出品。
いずれも値段はセール価格に。
「大阪万博」「EXPO2025」の文字が並んでいます。
トレンドマイクロによると、偽サイトは商品が届かない可能性があり、個人情報を盗み取るフィッシングサイトの恐れもあるといいます。
大阪・関西万博はホームページで「偽サイトへのアクセスや個人情報の入力、入場チケットのご注文などをされないようお願いいたします」と注意を呼びかけています。