週明けの日経平均株価は反発し、上げ幅が一時700円を超えました。
一方、金の価格も上昇しています。
先週末の平均株価は、日銀によるETF(上場投資信託)の売却方針の発表を受け、大幅に値を下げる場面がありましたが、22日の東京市場は幅広い銘柄が値上がりしました。
植田総裁がETF売却について「少しずつ売ることで影響を小さくできる」として、市場に配慮する姿勢を見せたことが安心感を広げる中、アメリカで利下げがさらに進み、景気が支えられることへの期待から株高となった流れが波及して、平均株価の上げ幅は一時700円を超えました。
一方、金の価格も上昇しています。
田中貴金属工業の午前9時半時点の店頭小売価格は、先週末より280円高い1万9427円となり、最高値を付けました。
大阪取引所の先物価格も高値を更新していて、アメリカの今後の利下げ観測が広がる中、ドルを売って金を買う動きが強まっています。