県が9月16日に発表した土地取引の目安となる2025年7月1日時点の地価調査の結果によりますと、県全体の平均変動率は34年連続のマイナスの一方、鹿児島市では住宅地、商業地ともにプラスとなっています。
県全体での地価の平均変動率は前の年と比べて34年連続の下落となっている一方、鹿児島市は商業地で4年連続、住宅地で3年連続平均変動率が上昇しています。
商業地で最も価格が高かったのは、1平方メートル当たり104万円の鹿児島市東千石町14番3号でした。
天文館地区では新型コロナの影響を受けた飲食店街に人出が戻り、地価は全体的に回復傾向にあるということです。
住宅地で最も価格が高かったのは、1平方メートルあたり26万円の鹿児島市上荒田町17番5号でした。
このほか西之表市では、商業地の平均変動率がプラス4.6%で県内で最も高くなりました。
調査を担当した不動産鑑定士は、「馬毛島で進む自衛隊の基地整備に伴い、資材置き場やコンテナハウスなどの需要の高まりを受けて価格が上昇している」と分析しています。
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