徳島県鳴門市の県立鳴門渦潮高校の学生寮で生徒36人が食中毒になり、保健所が4日間の営業停止処分を命じました。
徳島県によると、今月16日午後、鳴門渦潮高校の職員から徳島保健所に「寮の生徒36名に嘔吐や下痢の症状がある」と連絡がありました。
保健所が調べたところ、症状を訴えた生徒は全員、学生寮の食堂を利用していて、一部の生徒の便から食中毒の原因となるウエルシュ菌が検出されたということです。
これを受けて保健所は、提供された食事を原因とする食中毒であると断定し、食堂で調理を担当する「フードセンター」に対し、20日から23日まで4日間の営業停止処分としました。
症状を訴えた生徒の中で入院した人はおらず、全員、回復傾向ということです。
また、原因となった食事は今月13日から15日の間に調理されたものとみられ、あわせて72人の生徒に提供されていました。
食堂は17日から自主休業しています。