「花笠」の産地・飯豊町で、花笠づくりの技術を受け継ぐための「育成講座」が始まった。花笠作りの「後継者育成講座」には、飯豊町や白鷹町などから7人が参加した。

飯豊町中津川地区では最盛期には60人ほどの作り手がいて、年間2万枚以上の花笠を作っていた。しかし高齢化などで作り手が減り、現在はわずか6人。年間およそ1500枚を作るのがやっとで、去年の「山形花笠まつり」では、必要な花笠が足りなくなる事態となった。

講座初回の20日、受講者たちは「骨笠」に「スゲ」を、巻きつける「ツツ絡み」という作業を学んだ。

(受講者)
「花笠作りが無くなってしまうのは大変に残念、引き継いでいけるのならやっていきたい」

(花笠作り手・高橋かる子さん(76)
「人手不足なので一人前になってほしい(花笠作りを)覚えてほしい」

講座はあわせて5回行われ、1人2枚の花笠を作成する。

さくらんぼテレビ
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