名古屋市の東山動植物園で2025年8月から公開されている「マヌルネコ」の赤ちゃん3匹が人気を集めています。お披露目から1カ月、活発に動き回る姿や珍しい“声”が公開され話題に。現在は愛称投票も行われ、多くの来園者が注目しています。

■東山動植物園で話題の“かわいい3兄弟”
2025年9月11日午前9時すぎ。開園から約5分で、マヌルネコの展示の前にはすでに人だかりが。小さな手を動かして爪を研ぐ姿に、多くの人が見入っていました。

公式YouTubeチャンネルでは、日常の様子が随時公開され話題になっています。

中でも珍しいのが、小さくてなかなか聞こえない“声”。咳払いのような音がマヌルネコの赤ちゃんの声だといい、興味をもったときや警戒しているときに上唇を動かして発するそうです。また、3匹それぞれの“性格の違い”も見えてきたといいます。

飼育員:
「“ご飯1番”な子もいれば、活発で遊ぶのが大好きな子、おとなしめで一歩引いている子もいて、3頭それぞれ性格は違う」
さらに最近の行動パターンも決まってきたそうです。
飼育員:
「朝一が外で遊んでいることが多い。開園後すぐが一番活発」
日中の暑い時間を避けながら、“遊んで、ご飯を食べて、寝る”を繰り返していることが多く、動く姿を見たい場合は開園時か少し涼しくなる夕方が狙い目だそうです。
連日多くの人が詰めかけ、遠くは北海道から訪れる人も。
来園者:
「ちょろちょろ動いているところ。あの機敏な感じがすごくかわいかった」
別の来園者:
「(魅力は)愛想がないところ」
この日は、公開初日から通い続ける “マヌルネコの大ファン”の森さんが、自作のTシャツを着用して訪れていました。

森さん:
「日に日に大きくなって、活発になっています。仲良しというか、やんちゃです」
■3匹の愛称を決める投票スタート
現在、3匹の愛称を決める投票が行われています。飼育員が考えた候補は3パターン。

1つ目は、生息地ロシアにちなんだ「ウートラ、ジェーニ、ノーチ」(おはよう・こんにちは・夜)。
2つ目は、見た目や母親から連想した「ごへい、クッション、モーニャ」。
3つ目が、東海地方が誇る三英傑に由来する「ノブ、ヒデ、ヤス」。

来園者:
「ロシア語ですよね。だから1かな」
別の来園者:
「ノブ、ヒデ、ヤスにしました」
森さん:
「2番です。飼育員さんが第一印象で決めたので、やはり印象通りだと思います」
投票は9月末まで行われ、最も多かった愛称に決まります。

飼育員:
「今は警戒心よりも好奇心が強くて。3頭で遊んでいるのも子供のうちだけかな」
愛くるしい3匹の愛称が、今から待ち遠しいです。