熊本・玉名市に架かる橋の橋名板が盗まれていた事件で、熊本県内の橋で他にも10枚の橋名板が盗まれているのが発覚し、警察が調べを進めている。
八代市でも今泉橋の橋名板盗まれる
9月19日午後4時ごろ、八代市坂本町で警察官が調べているのは『今泉橋』の欄干。欄干には本来あるべき、橋の名前などが記された『橋名板』がなくなっていた。

この事件をめぐっては、玉名市に架かる富尾橋から橋の名前を示す『橋名板』が盗まれたと国交省・熊本河川国道事務所が9月17日に発表。

その報道を見た熊本市北区にある金属買い取り業者が、買い取った金属板の中にあるプレートが「盗まれた富尾橋の橋名板、そのものかもしれない」と18日に警察に通報している。
「盗難品ではないか?」「解体から出たもの」
買い取った金属板は数回に分けて計約400キロあり、中には今回の『今泉橋』のものとみられる橋名板もある。

通報した金属買い取り業者は、持ち込んだ人に「盗難品ではないか」と確認すると、「解体から出たもの」と否定したということで、「警察の捜査に協力したい」と話している。

一方、『今泉橋』を管理する熊本県は、9月19日までに他にも八代市と美里町の2つの橋で計6枚の橋名板がなくなっているのを確認したということで、警察に被害を相談している。
(テレビ熊本)