玉名市に架かる橋の橋名板が盗まれていた事件で続報です。県内の橋で他にも10枚の橋名板が盗まれているのが発覚し、警察が調べを進めています。
【岡崎 宣彰記者】
「こちらは八代市坂本町です。警察が鑑識を行っています」
19日午後4時ごろ、八代市坂本町で警察官が調べているのは、今泉橋の欄干です。
欄干には本来あるべき、橋の名前などが記された『橋名板』がなくなっています。
【岡崎 宣彰記者】
「玉名市で起きた橋名板が盗まれる事件。八代市坂本町でも橋名板が盗まれ、パーツが落ちています」
この事件をめぐっては、玉名市に架かる富尾橋から橋の名前を示す『橋名板』が
盗まれたと国交省・熊本河川国道事務所が17日発表。
その報道を見た熊本市北区にある金属買い取り業者が、買い取った金属板の中にある
プレートが「盗まれた富尾橋の橋名板、そのものかもしれない」と18日警察に通報しています。
買い取った金属板は数回に分けて、合わせて約400キロあり、中には今回の『今泉橋』のものとみられる橋名板も。
通報した金属買い取り業者は持ち込んだ人に「盗難品ではないか」と確認すると、
「解体から出たもの」と否定したということで、「警察の捜査に協力したい」と話しています。
一方、『今泉橋』を管理する熊本県は、19日までに他にも八代市と美里町で合わせて6枚の橋名板がなくなっているのを確認したということで、警察に被害を相談しています。