気象予報士に聞くお天気箱。今回は「秋の彼岸」についてです。

秋の彼岸とは20日土曜日が彼岸の入りになります。
先祖を敬い、亡くなった方をしのび、供養する行事になります。
お彼岸は秋分の日を挟んだ前後3日間を含む7日間になります。秋分の日が真ん中のため中日、そして26日が彼岸の明けとなります。

お彼岸は春と秋と年に2回で、「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、季節が変わる頃にあたり、徐々に空気が入れ替わります。
ぼたもちとおはぎお供えものの一つとしてぼたもちとおはぎがありますが、秋の彼岸にお供えするのはどちらでしょうか。

正解はおはぎでした。
実はどちらも小豆を使用した餅菓子ですが、季節で呼び名が変わります。
それはその時期に咲く花に由来があります。

春は牡丹の花に見立ててぼたもち。秋ははぎの花に見立てておはぎという呼び名になりました。
おはぎを食べるにはいろいろな理由がありますが、昔は貴重だった砂糖を使用したおはぎをお供えすることでご先祖様に感謝を伝えることができます。

20日彼岸の入りは秋雨前線の影響で、雨が降りやすく、非常に激しい雨が降る恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水や冠水などにじゅうぶん注意してください。21日日曜日は前線が遠ざかり秋晴れとなりそうです。
最高気温は、平年より高く、厳しい残暑になるでしょう。

月曜日まで晴れ間がありますが、火曜日以降は秋雨前線の影響で、曇りや雨の日が多くなりそうです。
暑さ寒さも彼岸までということわざがありますが、気温は平年より高い日が多く、まだまだ残暑が続くでしょう。
ただ、少しずつではありますが、秋らしさを感じられるようになりそうです。

【アナウンサー】
台風が3つ発生していますけど、影響は?
【甲斐気象予報士】
南の海上に17、18、19号が発生しています。17号は20日にも大陸で熱帯低気圧に変わるでしょう。18号は西に移動し、大陸へ進む見込みです。
沖縄の先島諸島は雨や風が強まる可能性がありますが、九州への直接的な影響はないでしょう。

19号も西よりに進み、その後は北へと進路を変えるでしょう。ただ、予報の後半ほど動きが遅く、予測が難しくなっています。
西へ移動してくることも考えられますので、19号の動きに注意が必要です。

サガテレビ
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