「松江」ナンバーが誕生するかもしれません。
自動車のいわゆる“ご当地ナンバー”について、国交省が導入の要件を緩和する方針を示したことを受けて、松江市が導入を検討する方針であることがわかりました。
いわゆる“ご当地ナンバー”は、自動車のナンバープレートに登録事務所の所在地以外の地名を表示する制度で、観光振興や地域活性化を目的に2007年に始まり、これまでに「出雲」など全国51の自治体や地域で導入されています。
国交省は、早ければ4年後の2029年度から、単独の自治体がご当地ナンバーを導入するのに必要な車の登録台数を7万台、軽自動車を含め12万台に引き下げるなど要件を緩和する方針です。
松江市の登録台数は2025年3月現在で約7万8000台、軽自動車を含めると約15万2000台と引き下げ後の要件をクリアしていることから、市は導入を検討する方針です。
ご当地ナンバーは地域のPRにつながる一方で、居住地の特定につながると懸念の声もあることから、市は今後、市民の意見も聞きながら丁寧に合意形成を図りたいとしています。
山陰両県では、2020年5月から出雲市、奥出雲町、飯南町の1市2町が「出雲」ナンバーを導入しています。