使えないボンベの処理方法
使用期限を過ぎていた・劣化が分かった、ボンベはどう処理すべきなのか。必ず屋外に移動した上で、風通しがよく火の気がない場所で、ガスを抜く作業が必要になるという。
【ボンベのガス抜きの流れ】
(1)キャップを外し、ボンベを逆さまにする
(2)先端のノズルを地面の石やコンクリートなど、硬いものにゆっくりと押し付ける
(3)1〜2秒押し付けたら、一度ストップ
(4)数秒待って、(3)の工程を繰り返す

一度で全てのガスを放出せずに、少しずつ抜くのが安全とのこと。ボンベを振って“シャカシャカ”とした音がしなくなれば、ガスが出きった証しだ。

「ガス抜きは風通しのいい場所で行ってください。ベランダは狭くて囲まれており、ガスがこもりやすいので極めて危険です」
ちなみに、缶に穴を開けてガスを抜くのもNG。最近では穴を開けるガス抜きグッズが販売されているが、ガスが出るのを止められなくなってしまい、事故のリスクが非常に高まるという。
「ガスが空になったら、各自治体の分別案内にのっとって、ごみに出せます。自治体ごとにルールが異なるので、必ず確認してください。自分でガス抜きするのが不安な人は、自治体やメーカーに相談してみるのもいいでしょう」
ボンベを安心安全に使いたいなら、状態と製造年月日をこまめに確認することが大切。適切な保管、処理の方法も把握しておきたい。