関西電力は17日、美浜発電所での新たな原発の建設に向けた地質調査について、具体的な内容を発表しました。
美浜発電所での新たな原発の建設に向けた地質調査は2011年の福島第一原発事故を機に中断していましたが、2025年7月に関電の森望社長が再開を表明しました。
関西電力が17日に発表した計画では、2011年に中断した発電所北側のエリアの調査の範囲を広げるほか、新たに南側エリアでもボーリング調査や地表などを観察・記録する地表踏査などを行います。
また、敷地内外で活断層の有無なども調べ、北側か南側のどちらか優位なエリアを選定する方針です。
その後、選定したエリアでより詳細な調査を進め、原子炉などの設置に適した地質や地盤であるかどうかを確認するとしています。
調査は早くて11月に開始し、2030年頃までに終える予定です。
