岩手県遠野市の高校で9月17日、農作物を育ててどのように利益を生むかをシミュレーションする出前授業が開かれました。
遠野緑峰高校では17日、農業経営を通して金融を学ぶ出前授業が開かれました。
出前授業はJAいわて花巻が初めて行ったもので、1年生29人が参加しました。
授業では、JAの金融担当職員のアドバイスのもと、農作物を育てて利益をどう生み出すかを生徒たちがグループごとにシミュレーションしました。
中には、コスト削減に取り組むとともに、JAからの融資を元に農地の拡大を進める想定で試算した結果、年間で2000万円の利益を見込んだグループもありました。
生徒からは「将来の計画や、1人暮らしをする時の貯金の見立てに使えそうだと感じた」「お金を借りる大事さを学べたので、お金の使い方に気を付けていきたい」などの声が聞かれました。
JAいわて花巻では2026年2月に、花巻市内の高校でもこうした出前授業を行うことにしています。