兵庫県の斎藤知事は17日の定例会見で、プロ野球・阪神の優勝パレードを大阪では11月22日に開催されることが決まったことを受けて、兵庫県では実施するのかと聞かれ、これまでと同様、「慎重に考えざるを得ない」と述べた。
その理由として「警備費用など、さまざまな物価高騰の影響などを踏まえると、パレードの兵庫県内の実施についてはやはり難しい面があります」と話した。
2023年に阪神とオリックスがそれぞれリーグ優勝した際には、御堂筋と神戸市内で同日にパレードが実施されていた。

■斎藤知事の発言内容は…
斎藤知事:阪神が優勝したということは改めて祝意を申し上げたいと思っています。県としては大阪の動きの詳細は承知しておりませんが、大阪の方で判断された、されるものだとは考えています。
斎藤知事:兵庫県としては、かねてより申し上げさせていただいてる通り、警備費用などさまざまな物価高騰の影響などを踏まえますと、パレードの兵庫県内で実施についてはやはり難しい面があるということがありますので、慎重に考えざるをえないとなっています。

(Q.現時点で開催する開催しないと明確に結論を出せない理由は?)
斎藤知事:理由としてはパレードというものは、祝意を示す1つのあり方としてはあると思いますけど、繰り返しになってしまいますけど、兵庫県としては、物価高騰などの影響を考えると、慎重に考えていかざるをえないという状況ですし、先般ご説明させていただいた通り、県民スポーツ賞などの授与についても考えさせていただきたいと思っています。

(Q.今月8日のパレードについての囲み取材で、知事は『慎重に検討せざるを得ない』と述べていいたが、本日担当課に確認したところ、今回のパレードの実施について、県としての検討はまだ行われていないと回答。県としてはまだ検討していないのか)
斎藤知事:ですから、先日も少しお答えしたかもしれないですけど、やはり警備費用の状況もかなりの程度アップしてますし、そういったところも検討材料としては、慎重に検討しているという状況ですね。
(Q.具体的な検討は県として今後しないのか?)
斎藤知事:ですから、物価高騰の影響とかですね、そういったところを慎重に。やっぱり難しい面がありますから、慎重に今検討をせざるを得ないという状況です。
