宮崎県日南市飫肥の伝統文化である「泰平踊」を後世まで残してほしいと、日南市の男性が市に500万円を寄付しました。
16日、日南市役所を訪れ、高橋透市長に寄付金500万円の目録を手渡したのは、関山寛さん95歳です。
日南市飫肥出身の関山さんは長年、大阪で工務店を経営してきましたが去年、日南市に帰郷。飫肥の伝統文化である泰平踊の保存会の運営が厳しいことを知り、寄付を申し出ました。
(寄付をした関山寛さん)
「泰平踊が、後継者が少ないし、なかなか大変だと聞いたから。我々大阪にいて、たまに見たら平和ないい踊りですよね。もう少しPRして県外にも観光のためにも日南のためにもよくなるんじゃないかなと思います」
関山さんは、これまでも「近畿日南の会」として日南市の竹香園に桜の木を寄贈しています。
日南市は今回の関山さんからの寄付金は泰平踊を全国へ発信する活動費などに使わせてもらいたいとしています。