宮崎の若き歌声が、スクリーンで輝きを放っている。9月公開の青春映画「アオショー!」に、宮崎の中高生が合唱で華を添えているのだ。監督の山口喬司さんも絶賛する歌声は、映画の魅力をさらに引き立てている。
宮崎中高生の歌声が彩る青春映画「アオショー!」
美しい海に囲まれた小さな離島にある高校が舞台の映画『アオショー!』は、個性豊かな生徒たちが合唱を通じて絆を深め、青春を駆け抜けていく物語。監督は宮崎市出身の山口喬司さん。劇中歌として、宮崎大学教育学部附属中学校合唱部の卒業生と中学3年生、2年前の2023年に全日本合唱コンクール全国大会で金賞を受賞したメンバーによる合唱が使用されている。

映画「アオショー!」山口喬司監督:
劇中で、宮大附属中合唱部のOBの子たちと中学3年生の子たちに、2年前に全国大会で金賞を受賞したメンバーを集めて、合唱していただいて、その声を使用させてもらっている。

この合唱は、主人公の島の高校生たちを歓迎するシーンで使用されている。小山慶一郎さん率いる優勝常連校の合唱部という設定で、ハイレベルな学校であることを表現するために、高い歌唱力の合唱が必要だった。

山口監督も、「聞いている方が“おー、すごい”と思ってくださるような合唱を披露してくれている。」と、その歌声に満足している様子だった。

収録は3月に宮崎市で行われたが、短い練習期間にも関わらず、当日の完成度の高さに山口さんは驚きを隠せなかった。「練習期間は短かったんですが、当日ガッツポーズが出るくらい、鳥肌が出るくらい素晴らしくてすごく華を添えてくださったと思う」と絶賛した。

映画「アオショー!」山口喬司監督:
「アオショー!」という映画は、青春と合唱をテーマにしていて、歌で人の心を動かしていくシーンがたくさんある。歌の力を重視した物語になっているので、人に寄り添う気持ちを感じて、気軽に見ていただけたらと嬉しく思う。
(テレビ宮崎)