2025年も残り4カ月を切り、早くも年末年始の準備が始まっています。年末年始の食卓を秋田県産の高級魚で彩ってみませんか。
高級魚として知られるノドグロは、実は秋田でも取れます。県内のノドグロの漁獲量の推移を見ると、年によって波はあるものの、2021年、2022年、2024年は漁獲量が30トンを超えていて、県は「漁獲量が増加傾向にある」と分析しています。
県産のノドグロをPRするブースが設けられたのが、秋田市の市場で16日に行われた展示会です。年末年始に向け、メーカーなどがおせち料理に使われる食材や水産物をそろえ、バイヤーにPRしました。
タイやエビなど年末年始の食卓を彩る県産の海の幸がずらりと並んだのは、秋田市の公設地方卸売市場。県の内外から食品メーカーや水産加工会社など100社以上が集まりました。
2025年のテーマは、日々の食卓に少しだけ豪華なものをプラスする「プチぜいたく」。数の子やかまぼこなど、おせち料理に欠かせない食材や海の幸が1000点以上そろいました。
2025年の水産物の漁獲量は、大雨や海水温上昇の影響で例年より少なく、価格は前年より1割以上上がっていますが、その中でも漁獲量が増加傾向にあるのが県産のノドグロです。
会場では、飲食店とコラボレーションしたノドグロのだし茶漬けが振る舞われました。ノドグロは身がふっくらしていて柔らかく、脂が乗っています。わさびやごまみそともよく合うおいしさです。
だし茶漬けを試食した人は「すごくおいしい。絶対食べた方がいい。地元のノドグロですから」と太鼓判を押しました。
フィッシャーマンズバル109・伊藤徳洋さん:
「『秋田でノドグロ取れるんだ』とよく言われる。底引き網漁でもはえ縄漁でも取れる。秋田の魚はうまいということを伝えたい。本当においしいので、ぜひ秋田の魚をいっぱい食べてほしい」
秋田のノドグロが年末年始の定番となる日もそう遠くないかもしれません。