若い世代にお茶のおいしさや文化について知ってもらおうと、鹿児島市でお茶のワークショップが開かれました。
16日、鹿児島市の鹿児島女子短期大学で開かれた、その名も「九州鹿児島お茶大學」。
日本茶の持つ可能性や文化を学んでもらおうと開かれたもので、学生をはじめ約80人が参加しました。
イベントではまず、茶業に携わる専門家らの講演が行われ、2025年、一番茶の荒茶生産量でも日本一になった鹿児島茶の現状などについて学びました。
続いて行われたのはワークショップの「かごしま茶歌舞伎」。
茶歌舞伎とは、「闘茶」とも呼ばれるお茶の飲み当て勝負のことです。
まずはテーブルに置かれた5種類のお茶の見た目や香りを3分間で確認します。
その後、1煎ずつ出されたお茶の味を確かめ、産地や銘柄を当てていきます。
「あ!これはもう分かりますね。飲み慣れている(味)」
「分かんないや」
「でも、さっきより(味が)濃い気がする」
参加者は、ゲーム感覚で楽しみながらお茶の様々な魅力を学んでいました。
お茶結びプロジェクト・徳永雅彦理事
「生産量日本一になったらなったで、新しい苦労も出てくる。それを支えてつないでいくのが若い世代なので、そのためにも、これからもこういったイベントを企画していきたい」