大阪・関西万博の会場に設置されている福井県ゾーンの展示物が、万博閉幕後に福井県内の施設に移設されることになった。フクイラプトルの実物大模型や没入感が味わえる大型VRを年中楽しめるようになる。

来場者22万人を突破した「福井ゾーン」

大阪の夢洲で開催されている大阪・関西万博。「福井県ゾーン」は関西パビリオン内にあり、8月12日までに22万人以上が来場した。
 
テーマパークのアトラクションのような体験型の演出で“恐竜王国”をPRしている。実物大のフクイラプトルの模型が出迎える「ツアーゲートエリア」、懐中電灯型のデバイスを壁や天井にかざし、恐竜化石の発掘を模擬体験する「発掘体験エリア」、大型スクリーン映像で恐竜の世界への没入体験ができる「時空の旅エリア」と3つのエリアを約20分かけて楽しむ演出となっている。
          

デジタル化石発掘体験
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全長4.7メートルのフクイラプトルの実物大模型のほか、高さ4メートル、幅5.5メートルのスクリーンに囲まれリアルな映像で没入感を味わえることができる「大型4面VR映像」、懐中電灯型のデバイスを壁に向けて化石を浮かび上がらせる「デジタル化石発掘」の3つが移設される。

デジタル化石発掘体験
デジタル化石発掘体験

年度内に「こども家族館」へ移設

県では万博会場での人気ぶりを踏まえて二次活用の検討を進め、おおい町の県こども家族館に今年度中に移設することになった。子連れで楽しめ、体験の案内ができる常駐のスタッフが確保できることあらこの場所が選ばれた。
 
県は、移設・整備費として9月補正予算案に8855万円を計上している。

県では県外に恐竜王国・福井をPRするコンテンツの一つとして、観光の起爆剤となることを期待している。

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福井テレビ
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