佐渡市両津地区で秋の訪れを告げる伝統行事「久知八幡宮例大祭」が9月14日、15日の2日間行われた。
この祭りは五穀豊穣などを願い、野崎地域・下久知地域・城腰地域の3つの地域が合同で行っているもの。
祭りの始まりを告げるきのうの前夜祭では、佐渡神楽の「巫女舞」や「大黒舞」のほか、鬼が手をぐるぐる回して災いなどを追い払う「鬼太鼓」が披露され、訪れた人を魅了した。
そして、15日に行われた例大祭では、武士の衣装を身にまとった地域の子どもたち15人が「とう!とう!」と声を出しながら無病息災などを願う「刀刀」を披露。
【刀刀に参加した子ども】「みんなが1つになって踊れるように頑張った」
また、県指定無形民俗文化財の「花笠踊り」で五穀豊穣を願う場面もあった。
【花笠踊りに参加した子ども】「初めてやるのでなかなか慣れなかったけど、練習の成果をしっかり出せたことが良かった」
各集落に伝わる様々な芸能が一堂に会したこの週末。
県内外から訪れた多くの観光客は佐渡ならではの祭りを思う存分満喫していた。