14日と13日、8月の大雨で住民の30代女性が犠牲となった鹿児島県姶良市の災害現場では、安全が確認されたとしてボランティアらが泥などの搬出作業を行いました。
8月8日の記録的な大雨では、姶良市蒲生町で民家の裏山が崩れ、土砂などが流れ込み、住人の30代女性が死亡しました。
災害から一カ月以上が経過して、建物は既に取り壊されていて、住民は近所の人の助けを借りながら、がれきを撤去しています。
姶良市では現場の安全が確認されたとして、この家の住民の要望に応じ、14日と13日、災害から初めてボランティアや市の職員ら約50人ががれきの撤去を行いました。
ボランティアらは思い出の品や必要な物が無いかを手作業で確認していました。
地元から参加
「被災者の遺品などがまだがれきの中に混ざっていて、その仕分けが難しかった」
東京から参加
「東京から休みをとって来た。長い期間少しでも人が必要だと思うので、また来られたら来たいし、来られる人に来てほしい」
姶良市社会福祉協議会・瀧山翼さん
「家主に寄り添いながら協力させてもらえたら」
姶良市では火・木・土・日曜日にボランティアを受け付けていますが、県内の他の自治体でも災害が発生していて、まだまだ足りていない状況ということです。