県北の夏の風物詩、三次の鵜飼が、去年を上回る人出を迎え、10日、この夏のシーズンを終えました。
この夏、最後の営業日となったこの日は、午前中の悪天候で川の水が増水し、通常のコースを短縮しての営業となりました。
それでも、鵜飼い船は満席。鵜匠が、長さ7メートルの手綱を巧みに操り、アユを飲み込んだ鵜を船に引き上げると客から惜しみない拍手が送られました。
三次の鵜飼いは、今年6月1日に始まり、週末を中心に59日間営業し、去年のおよそ1.2倍となる2394人が訪れたということです。
(男性客は)
「他の地域(の鵜飼い)と比べて近くで鵜の表情だったりが見られるのが魅力だと思いました」
(女性客は)
「(鵜舟が)並走してくれるので、長く鵜たちが見られるのがよかったですすごく」
この夏、県北も猛暑に見舞われましたが「鵜飼い」が終わると朝晩の気温も落ち着き、徐々に秋の気配に包まれていきます。