神奈川・寒川町の電気工事会社の防犯カメラに、逃走を図る強盗犯の車が男性をはね、ゴロゴロと地面を転がる様子が記録されていました。
被害に遭った男性は「あんな吹き飛ばされ方して『こんな軽傷なのが奇跡だ』と(医師に)言われた」と語りました。
一体、現場で何があったのでしょうか。
9月1日、まだ辺りが薄暗い午前4時半ごろ敷地内に現れた黒い車。
車の中から出てきた帽子をかぶった人物が、被害者の黒い車に狙いを定めたようです。
帽子の人物は何度も往復し、次々と車から何かを運び出していきます。
そこから約1時間がたち、辺りが明るくなり始めます。
その時被害に遭った男性は「事務所内で寝ていた。そのときに外でゴンゴン音がした。(起きてカメラの)モニター見たら、知らない男が僕の車の周りをうろちょろしてた」と話しました。
男性はすぐに110番通報し、事務所の外に出るとちょうど車で逃げようとする犯人と鉢合わせ。
すると、強盗犯は車で男性をはねて逃げていきました。
被害男性:
野生動物に近づくような感じでゆっくり歩いていったら、相手が思いっきりアクセルを踏んだ音が聞こえて、結局接触して転がった。
幸いにも、腕のかすり傷など軽傷で済んだという男性。
車から盗まれたのは車フロント部分のほとんどのパーツだといい、被害男性は「『なぜ僕の車を狙ったんだ』と聞きたい」と話しました。
警察は強盗致傷事件として捜査し、逃げた人物の行方を追っています。