アメリカのルビオ国務長官は14日、ガザ地区での停戦交渉について話し合うためイスラエルを訪問しました。

一方アラブ諸国は15日、カタール空爆を受けて緊急の首脳会議を開き、対応を協議する予定です。

中東のテレビアルジャジーラによりますとイスラエル軍は14日、パレスチナ自治区ガザの中心都市ガザ市への攻撃を強め、建物16棟が破壊され、35人が死亡したということです。

イスラエル軍はガザ市の制圧に向けて連日高層の建物を空爆していて、住民を強制的に避難させる狙いがあるとみられます。

こうした中アメリカのルビオ国務長官は14日、イスラエルのカタールへの空爆による停戦協議などへの影響を話し合うためイスラエルを訪問しました。

トランプ大統領は空爆についてイスラエルに不快感を示していましたが、ルビオ氏とユダヤ教の聖地を訪れたネタニヤフ首相は「アメリカとイスラエルの同盟関係はかつてなく強固だ」と密接な関係を強調しています。

一方、アラブ諸国はカタールを空爆したイスラエルへの対応を話し合うため緊急の首脳会議を15日に開きます。

これに先立ちカタールのムハンマド首相兼外相は14日、「攻撃は国家テロだ」と批判し参加国に断固たる行動を取るよう呼びかけていて、一致した対応を打ち出せるのかが焦点です。

フジテレビ
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国際取材部
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