福井市の中心部で14日、陸海空の自衛隊によるパレードが行われた。16式機動戦闘車などが登場すると、沿道に詰め掛けた約1万5000人の市民らが歓声が沸き上がった。

能登半島地震で中止となり2年ぶりの開催
パレードは自衛隊の活動に理解を深めてもらおうと2013年から行われている。2024年は能登半島大雨の災害派遣で中止となったため、2年ぶりの開催となった。
鯖江駐屯地を含む1府4県の12部隊から約100人の自衛官が参加。福井市の通称・フェニックス通りを海上自衛隊舞鶴音楽隊の演奏に合わせて、徒歩部隊が整然とした行進を披露した。

初登場の最新戦闘車に熱視線
雨天のため、予定されていたF15戦闘機などの航空部隊の飛行は中止となったが、初登場の戦闘機も。
それが、2024年に愛知県の陸上自衛隊豊川駐屯地に編制された情報収集を任務とする第10偵察戦闘大隊に配備されている、16式機動戦闘車だ。偵察と戦闘を兼ね備えていて、射撃精度が高く最新機器が多数採用されている。
沿道からは歓声が上がり、多くの人がスマートフォンのカメラを向けていた。

近くにある福井市中央公園では、パレードを終えた自衛隊車両や装備品が展示され、隊員たちによるトークショーも行われた。