大分県大分市に秋の訪れを告げる伝統行事の浜の市が柞原八幡宮で12日から始まりました。

「浜の市」は鎌倉時代から伝わる五穀豊穣を願う「放生会」に合わせて江戸時代に府内藩の藩主が市を開いたのが始まりと言われています。

祭り初日の12日は、地域の太鼓保存会の演奏とともに3基の神輿が本宮から大勢の手により、仮宮まで担がれていきました。

また、神輿が到着する仮宮の境内とその周辺では、多くの露店が並んでいます。

浜の市の名物となっているのは藩主の座布団をかたどったといわれる「志きし餅」で、祭りと合わせて多くの人が買い求めるということです。

◆柞原八幡宮 長澤周一郎禰宜
「皆さんの喜びや楽しみになるようないいお祭りになればと思う」

浜の市は12日から15日まで開かれ、13日の夜には西大分港で花火大会も行われます。

テレビ大分
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