戦後80年にあたり、天皇皇后両陛下は長女の愛子さまを伴い被爆地・長崎を訪問するため、羽田空港を出発されました。
愛子さまの長崎訪問は初めてです。
12日午前10時ごろ、両陛下と愛子さまは羽田空港から特別機で長崎へ向かわれました。
午後には平和公園で「原爆落下中心地碑」に花を手向けた後、「長崎原爆資料館」で被爆者などと懇談されます。
その原爆資料館などで被爆体験を子どもたちに語り継いでいる三田村静子さん(83)は、ご一家の平和への思いを感じるといいます。
三田村静子さん:
皇后さまや愛子さまもいらっしゃるということで、うれしゅうございます。私たち被爆者のことや戦争のこと、いろんなことを考えているんだと思って。
戦後80年にあたり、両陛下は4月に激戦地・硫黄島を、6月には沖縄、広島に足を運び、戦争の記憶を若い世代に受け継いでいくことを大切にされています。
愛子さまを伴う慰霊の旅は沖縄に続き2回目で、長崎を初めて訪れる愛子さまとともに戦後80年にあたる訪問を締めくくられます。