鳥取県教育委員会に勤務する男性職員が、マッチングアプリで公開した画像に業務で扱っていた奨学金利用者の個人情報が写りこみ、約7か月にわたって外部から閲覧できる状態になっていたことが分かりました。
県教委は、個人情報を流出させたとして謝罪しました。
鳥取県教育委員会:
「この度は大変申し訳ありませんでした」
鳥取県教委によりますと、外部に流出したのは、奨学金を受けていた学生18人の氏名や電話番号などの個人情報です。
人権教育課に勤務する男性職員が、2025年1月から9月にかけてマッチングアプリを通じて公開していた職場のパソコンを撮影した写真に個人情報が読み取れる状態で写りこみ、会員登録した女性ならだれでも閲覧できる状態になっていました。
写真はすでに削除されましたが、アプリの運営会社によると6回閲覧された形跡があったということです。
県教委は関係者に経緯を説明し、謝罪しています。
人権教育課では、6月にも奨学金利用者の個人情報が記された書類を紛失していて、県教委は今後、全ての職員を対象に個人情報保護に関する研修を行うなどして再発防止を図りたいとしています。