岡山市の岡山理科大学は9月8日、高梁市成羽美術館に長年所蔵されていた岩石標本の中から見つかった、約2億2000万年前の「魚竜化石」を、期間限定で特別公開するイベントを13日から行うと発表しました。

特別公開されるのは、高梁市成羽美術館で所蔵されていた岩石標本の中から、岡山理科大学恐竜学科の加藤敬史教授らの共同チームによって発見された、後期三畳紀の「魚竜化石」です。この「魚竜化石」は西日本で初、国内で2例目の発見で、大学によるとこの時期の「魚竜化石」としては日本で初めての貴重な学術的成果とのことです。

「魚竜」とは恐竜時代に海で生活していた爬虫(はちゅう)類のことで、今回展示される「化石」は30年以上前に発掘された二枚貝の化石を含む岩石として、高梁市成羽美術館に8月31日まで常設展示されていました。

今回、大学がより多くの人にこの「魚竜化石」を見てもらおうと、9月13日から27日までの期間限定で、同大学恐竜学博物館で特別公開することになりました。また、この化石の公開にあわせて、15日には同博物館で、加藤教授による特別ギャラリートークも開催される予定です。

開館時間 午前10時~午後4時45分(入館無料)
期間中の休館日は16日、21日、22日、24日

<問い合わせ>
岡山理科大学恐竜学博物館 086-256-9804

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。