全国に「眼鏡市場」を1000店舗以上展開する静岡県の企業が、鯖江市にある自社工場を2倍以上に拡張し、眼鏡フレームの販売や体験コーナーを備えた施設へリニューアルすると発表しました。
       
静岡県に本社のある「メガネトップ」は1980年に創業した眼鏡フレームの製造販売会社で、「眼鏡市場」を全国で展開し、鯖江産のメガネも販売しています。
  
鯖江市石田上町に広さ約5600平方メートルの工場があり、金属製やプラスチック製など店舗で扱うフレームを製造しています。
  
メガネトップは鯖江産の眼鏡を安定的に供給することや、ものづくりの大切さを伝える拠点を目指して、工場を現在の2倍以上となる約1万3200平方メートルに拡大し、生産能力を年間84万本に倍増させると発表しました。
  
工場の増設工事は2026年1月に着工し、2027年7月に操業する予定です。
  
新しい工場では製造工程を全て見学できるほか、眼鏡の販売や飲食店、眼鏡作りの体験施設も併設する計画です。
  
創業者の冨澤昌三会長は福井県出身で、産地の鯖江について「世界ナンバーワンの 技術力をさらに磨き、さらなる成長を望んでいます」とコメントしました。

福井テレビ
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