島根県東部の小学校に勤務していた20代の男性教諭が、学校に寄贈された玄米の一部を持ち帰り横領したことがわかり、県教委は9月11日付けで、この教諭を停職3か月の懲戒処分にしました。
停職3か月の懲戒処分を受けたのは、松江教育事務所管内の公立小学校に勤務していた20代の男性教諭です。
県教委によると男性教諭は2024年10月、授業の一環で児童が収穫し、学校に寄贈された玄米約30キロのうち約20キロを児童に配布せず、自宅に持ち帰り、食べるなどしていました。
2025年4月、コメが約3キロしか残っていないことを不審に思った職員が上司に報告し、男性教諭が持ち帰り横領していたことがわかりました。
県の聞き取りに対し、男性教諭は残った玄米を精米して、児童に持ち帰らせるよう教頭などから助言を受けていたものの、2024年度末まで放置して配布できなくなり、ごまかそうと考えたなどと経緯を説明。男性教諭は、11日付けで辞職しました。
県教委は、県立学校や市町村の教育委員会に対して服務規律確保を徹底するよう通知し、再発防止に努めるとしています。