国内で高齢化が進み「認知症」と診断される人が増えています。愛媛県松山市では、この前の段階とされる軽度認知症(MCI)も含めて理解を深めていこうと、専門家による公開講座が9月14日に開かれます。
国によりますと、「認知症」は様々な病気により脳の神経細胞の働きが徐々に変化して、記憶力や判断力などの認知機能が低下し、社会生活に支障をきたした状態。軽度認知障害(MCI)は「予備軍」とも言われ、65歳以上ではこの2つを合わせると3人に1人が認知機能に関わる症状があるとされています。
公開講座は家族で脳の健康に目を向けようと、愛媛県が松山市のいよてつ高島屋で9月14日午後2時から3時半まで開きます。
会場では「脳の健康と向き合う」をテーマに、松山市の貞本病院の久門良明名誉院長が軽度認知障害や認知症を解説などするほか、愛媛大学大学院精神神経科学の吉野祐太講師がアルツハイマー型認知症の診断と対応を講演。伊予銀行の田村敦宣保険アドバイザーが認知症になった時のお金の備え方などを説明します。
公開講座は参加費は無料。現地で参加する場合は200人を先着順で受け付け、オンラインの場合は、愛媛県長寿介護課のホームページにある申込みフォームから事前登録が必要です。
愛媛県は、県民が認知症と軽度認知障害の正しい知識を深めて予防や備えを進めるため、製薬会社「エーザイ」と連携協定を9月16日に結ぶことにしています。
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