原子力規制委員会の委員が玄海町にある九州電力の玄海原子力発電所を訪れ“ドローンと思われる3つの光”が確認された場所などを視察しました。
【原子力規制委員会 山岡耕春委員】
「地図上で見るものと実際の空間的な肌で感じる感覚を一致させるところが今回来た最大の成果かなと思う」
9日と8日の2日間、原子力規制委員会の山岡耕春委員が視察のため玄海原発を訪れました。
今年7月、“ドローンと思われる3つの光”が警備員によって確認されたことを受け、山岡委員は現地を視察し「3つの光が確認された場所を直接見たことは成果」と話しました。
九州電力はこの事案を踏まえて警備員がカメラやスマートフォンで動画や写真を撮影できるよう対策を講じています。
山岡委員が九州にある原発を視察するのは今回が初めてで、検査官たちがどのように検査を進めているか確認したほか、原子炉の格納容器や重大事故が起きた際の対応拠点「緊急時対策棟」なども視察したということです。
【原子力規制委員会 山岡耕春委員】
「国内の原発では地震・津波ハザードはレベルが低いところだと思っている。だからとして油断していいわけではないのでそういうところでどのように日々検査をしていくかということは非常に大事なので、ちょうどいい検査の視察になった」