福井県の杉本知事は9日、立憲民主党の党内最大の政策グループの研修会で、北陸新幹線「敦賀ー新大阪間」の整備は「小浜・京都ルートしかあり得ない」と訴えました。
立憲民主党最大のグループ「サンクチュアリ」は衆参35人の議員が所属し、元党代表の枝野幸男・衆議院議員ら有力者も名前を連ねます。
今回は、グループのメンバーで県選出の辻英之衆議院議員らの呼び掛けにより、県内で研修会が開かれることになりました。
初日の9日は杉本知事が招かれ、北陸新幹線の延伸について説明。杉本知事は敦賀－新大阪間について「小浜・京都ルート」に決定した経緯に触れ、JR西日本の運行や経営の方針などを踏まえて「小浜ー京都ルートしかありえない」と強調しました。
さらに「嶺南は原子力立地地域で、50年以上にわたりエネルギーについての役割をになってきた」と国策である原子力政策に協力してきた県の立場から、1日も早い着工を訴えました。
サンクチュアリ会長の近藤昭一・衆議院議員は「地元で具体的に話を聞き、地域の人の考えを聞くことは非常に重要。国会での新幹線に関わる議論に生かせると思っている」と話しました。
サンクチュアリの研修会は10日まで行われます。
