島根県安来市の飲食店で、8月30日から9月3日にかけて食事をした男女合わせて7人が食中毒の症状を訴え、松江保健所は、この飲食店を8日から5日間の営業停止処分としています。
食中毒が発生したのは、安来市にある飲食店「グルメ&コーヒー舶来屋」です。
島根県によると、この飲食店を8月30日から9月3日かけて利用した客5グループ17人のうち7人が、腹痛や下痢、血便などの症状を訴えていると医療機関から連絡を受けました。
松江保健所が調査した結果、この飲食店を原因とする食中毒と断定し、8日から5日間の営業停止処分としました。
症状を訴えている7人のうち6人が入院していて、このうち2人からは「腸管出血性大腸菌」が検出されていて、さらにうち1人は合併症(溶血性尿毒症症候群・HUS)により重症だということです。
食中毒を訴えた人は、いずれも共通してハンバーグを食べていたということで、県は食中毒の原因となった食材や菌の調査などを急いでいます。
なお8月30日から9月3日までの期間に店を利用したのは、600人以上に及ぶとしていて、県は、体調不良を感じた場合は速やかに医療機関を受診すること、または保健所などに連絡してほしいとしています。