コンテンツでもドラマ効果を狙います。
八雲ゆかりの怪談をテーマにしたショートアニメが制作されることになりました。
また、放送に合わせてゆかりの寺でライトアップイベントも開催されます。

ショートアニメ「小泉八雲のKWAIDANの世界」。
八雲が聞いた怪談の世界観が、映像に落とし込まれています。
9月末から放送が始まる小泉八雲の妻・セツをモデルにしたテレビドラマに合わせて企画されました。
制作するのは、アニメ「秘密結社鷹の爪」で知られるDLEとTSKさんいん中央テレビです。
松江市で9月6日に、制作発表会見が開かれました。

制作の様々な過程で生成AIを活用、「月照寺の大亀」や「耳なし芳一」などをもとに1つのシナリオからアニメ風と実写調、異なるタッチの2つの作品を同時に制作、放送する先進的な手法を取り入れます。
1話3分で、それぞれ13本を制作、TSKで放送されます。

株式会社DLE・小野亮社長:
今後エンタメの世界ってAIは避けて通れないと思います。コンテンツメーカーとして幅が広がるのは、AIを活用する上で大きなメリットだと思うし、我々はそこにチャレンジしていきたい。

また、アニメの放送に合わせて八雲ゆかりの「月照寺」では、11月から12月にかけてライトアップイベントを開催。
夜中に暴れ回るという言い伝えがあり、八雲の作品にも登場する大亀の石像が怪しくライトアップされます。

TSKさんいん中央テレビ・田部長右衛門社長:
地元の人が小泉八雲という存在について今まであまり知っていないとか、海外の方が小泉八雲の評価が高い。このギャップを我々この作品(やイベント)で埋めていきたい。

アニメの放送とリアルイベント。
注目度が高まる小泉八雲を軸にした松江の魅力の発信強化に期待がかかります。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

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