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火山が噴火すると一番やっかいなのが「火山灰」。京大名誉教授が指摘するただの灰ではない“ガラス片”がもたらす健康被害|FNNプライムオンライン
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火山が噴火すると一番やっかいなのが「火山灰」。京大名誉教授が指摘するただの灰ではない“ガラス片”がもたらす健康被害

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巨大地震が起きたとき、それに誘発されるように火山が噴火する可能性が、特に「3.11」以降、懸念が強まっているという。

その際に降り注ぐのが「火山灰」だ。そして、一番やっかいなものだという。その火山灰は、私たちにどのような健康被害を与えるのか。

京都大学名誉教授で地学の第一人者・鎌田浩毅さんの著書『災害列島の正体――地学で解き明かす日本列島の起源』(扶桑社)から、一部抜粋・再編集して紹介する。

やっかいなのが火山灰

富士山噴火で起こる現象について触れたが、じつは一番やっかいなものについて触れておかなければならない。それは「火山灰」だ。

火山がひとたび噴火をすれば、噴石とともに空から降り注いでくるのが火山灰である。この火山灰こそが、富士山噴火が起こった場合、もっとも大きな被害をもたらす存在なのである。

まず、舞い上がった火山灰により交通・運輸に大きな支障がでる。

粉のように細かい火山灰は電子通信機器にも大敵で、思いがけない甚大な被害になる。また忘れてならないのが健康被害だ。さらに農作物や畜産への被害、地球規模で気象への影響も起こる。

以下では火山灰の性質を解説するとともに、起こりうる被害を詳しく見ていこう。

火山灰は「灰」ではない

「灰」と聞くと、タバコや炭が燃えて残る「灰」を思い浮かべる人も多いだろう。しかし、火山灰は、いわゆる「灰」ではない。

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鎌田浩毅
鎌田浩毅

1955年東京生まれ。東京大学理学部地学科卒業。理学博士。通産省(現・経済産業省)を経て1997年より京都大学大学院人間・環境学研究学科教授。京大の全学向けの講義「地球科学入門」は毎年数百人を集め、「京大人気No.1教授」としても名高い。2021年より京都大学名誉教授および京都大学経営管理大学院客員教授。専門は火山学、地球科学。科学をわかりやすく伝え地震、噴火、台風など自然災害の警鐘を鳴らす「科学の伝道師」として活躍。著書に『大人のための地学の教室』(ダイヤモンド社)、『みんなの高校地学』、『地学ノススメ』(ともに講談社ブルーバックス)、『知っておきたい地球科学』、『火山噴火』(ともに岩波新書)など多数。

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