指名手配されていた男が、きょう=30日、トラクター窃盗未遂の疑いで逮捕されました。男は過去にも同様の事件を起こしていたとみられています。
逮捕されたのは住所不定、無職の浦邉久容疑者(65)です。浦邉容疑者は、ことし6月、奈良県天理市内でトラクターを盗もうとした疑いが持たれています。
警察によると浦邉容疑者はことし6月、買い取り業者に時価15万円相当のトラクター1台について、「買い取ってほしい」旨の電話をし業者を現場に向かわせました。
そこで業者は実際の所有者と鉢合わせになりトラブルになり警察に相談、被害届を出していたということです。
過去にも同姓同名で同様の問い合わせがあったことなどから警察が捜査を進めていたところ、きょう=30日、三重県鈴鹿市内で別の名前でトラクターの買い取りを依頼していた浦邉容疑者を、張り込みの末に発見し逮捕しました。
警察の調べに対し、浦邉容疑者は「私には家もなく仕事もない。生活費を稼ぐために盗もうとした」と容疑を全面的に認めています。
トラクターは普通乗用車と異なり、車両区分によっては車検証がないため、現物があれば本人確認なしで売買されることもあるということです。また共通の鍵が使用されることもあることなどから、他にも同様の事件が起きている可能性もあるとみて、警察は浦邉容疑者を取り調べる方針です。