2025年5月、米子城跡の天守跡に向かう登城路で倒木の被害が発生したのを受けて、米子市が周辺の樹木に倒木のおそれがないか調査を進めています。

調査は、8月25日から9月5日までの日程で行われています。
8月28日は、市から委託された造園会社の樹木医などが道沿いの5本の樹木を目で見たり、幹を叩いたりして枯れていないか、幹の内側に空洞がないかなど12の項目について調べました。

米子城跡では、天守跡に向かう登城路沿いで2025年5月、道をふさぐように樹木が倒れているのが見つかったほか、7月には東山公園でも園内の道路沿いにあった「コシアブラ」の木が倒れ、登校中の中学生がけがをする事故が起きています。

山陰緑化建設株式会社樹木医・阿部香織さん:
「樹木事態は、ざっと見た感じでは比較的健康なんです。けれども、最近多い大雨とかのとき流れてしまって根元から倒れる可能性がある」

米子市経済部文化観光局・大塚一平さん:
「樹木管理は喫緊の課題だと感じています。観光客の方が楽しんでいただけるような環境整備を努めて参りたい」

市は、調査の結果、危険な樹木が見つかれば速やかに対処することにしています。
また、倒木を防ぐため、市の施設にある樹木の状況の把握を進め点検を行うなど、管理態勢の強化を検討することにしています。

TSKさんいん中央テレビ
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