島根県松江市で書籍の万引きを繰り返し、売り払って現金化していたとして、窃盗の罪に問われている鳥取県立学校の女性教員に対する裁判が8月26日に松江地裁でありで、被告の女性教員に懲役1年6か月が求刑されました。
求刑を受けたのは、米子市に住む鳥取県立学校の女性教員(56)です。
起訴状などによると、女性教員は2025年4月から5月にかけて、松江市内のショッピングセンターと書店で合わせて7回に渡って書籍12冊(約2万円相当)を万引きし、盗んだ書籍はリサイクルショップに売って現金化していたなどとして、窃盗の罪に問われています。
松江地裁で開かれた26日の公判で、検察は「常習的犯行で、教員という立場でありながら悪質である」と指摘し、懲役1年6か月を求刑しました。
これに対し、弁護側は「被告は、住宅ローンに加え詐欺被害での負債や両親の介護などで苦しみ、冷静な判断ができていなかった」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。
裁判は26日で結審し、9月12日に判決が言い渡される予定です。