愛知県豊田市の喫茶店「カフェブルー」は、ブルーインパルスを愛するファンが集まる“聖地”です。店内は関連グッズや写真で埋め尽くされ、全国から愛好家が訪れ交流や情報交換を楽しむ特別な場所となっています。
■ブルーインパルスファンが集う喫茶店
愛知県豊田市の喫茶店「カフェブルー」。

人気メニューの「日替わりランチ」(単品850円)を楽しみに多くの常連客が訪れます。店内は青を基調としたレトロな雰囲気にまとめられています。

客:
「うちらはブルーの聖地と呼んでいます」
別の客:
「ブルーインパルスの聖地。ブルーの聖地ですね」

ブルーインパルスとは、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム。トップクラスの腕を持つパイロットが航空祭などで美しい編隊飛行やスモーク演技を披露し、多くの人を魅了してきました。

2025年7月には大阪・関西万博でも華麗な飛行を見せています。
■“ブルーの聖地”となった理由
なぜ、ブルーインパルスのファンが集まる“聖地”となったのでしょうか。
店主:
「私の趣味でブルー(インパルス)のグッズを少しずつ置いていたら、全国のファンが写真とか色んなものを持ち寄ってくれるように」

店主がブルーインパルスを愛していたことから、客が自然とグッズを置いていくようになり、気づけば店内は関連グッズ一色に。今では「来店者の98%がブルーインパルスのファン」と店主は話します。
店主:
「(これは芸能人のサイン?)いえ、ブルーインパルスのパイロットさん(のサイン)です」

どんな人が訪れるのでしょうか。ランチタイムに訪れた親子は。
客:
「(子供が)飛行機とか乗り物が大好きで。来てよかった」
別の客:
「これまで30回以上(来ています)」
飛行機好きの子ども連れやファミリーも多く、週末は満席になる日もあるといいます。

客:
「航空祭の情報交換だったり。みんな詳しいので、話していて楽しい」
別の客:
「ネットには載っていない情報とか聞けるので。元ブルーインパルスの1番機の隊長の方とお会いしたり」
ファン同士がつながり、ここでしか得られない情報を共有できるのも魅力のひとつです。
店主:
「お店に来て皆がブルーでつながり仲良くなってくれて、また空を見上げて感動してもらえたらいいな」
カフェブルーは、飛行機を愛する人々が集い語り合う特別な空間となっています。