記録的な大雨から2週間。
スポーツ界でも支援の輪が広がっています。

バスケットボールB2リーグ、熊本ヴォルターズの選手やスタッフが25日、上天草市で災害ボランティアを行いました。

上天草市の災害ボランティアセンターを訪れたのは、熊本ヴォルターズの選手やフロントスタッフなど12人です。

熊本ヴォルターズは、2023年から毎年、シーズン開幕前に上天草市で合宿を行い、チーム内のコミュニケーション強化を図ってきました。

今年も例年通り実施する予定でしたが、直前に大雨災害が発生したことから選手らが声を上げ、ボランティア活動を行うことになりました。

【ハドル】
「被害に遭った人たちのためにやれることをやりましょう。チーム123チーム」

【活動エリアへ移動】

【被災した宮崎 光久さん】
「この辺まで漬かった」

上天草市松島町に住む宮崎 光久さんは実家が床上浸水の被害に遭い、ボランティア派遣を依頼したといいます。

「泥を出してほしい」
「今上がっている部屋全部?」
「はい。5カ所です」
「土砂は池に?」「はい」

【本村 亮輔コーチ】
「これ、端のほうすごいね。角!」

選手たちは床下に固まった土砂をスコップを使って外に搬出。

約5時間、作業を行いました。

【宮崎 光久さん】
「被災したら、力仕事が多い。すごく助かって、感謝」

【本村 亮輔コーチ】
「熊本の皆さんのおかげで僕たちはバスケットボールができている。その恩返しの意味も込めて」

【遠山 向人 ヘッドコーチ】
「一つでも熊本の皆さんの助けになることが僕たちの存在意義であり僕たちの目的なので、上天草の皆さんの助けになれば…」

上天草市では、現在も被災者の依頼に対してボランティアが不足しているということで、協力を呼び掛けています。
【上天草市社会福祉協議会 災害ボランティアセンター080-7229-2057
午前9時~午後5時】

テレビ熊本
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